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国際列車でベトナム・ザーラム入り 09年

Friday, October 9th, 2009

8日の夜に乗車したT8701次は今年(09年)の1月に誕生した中越国境を結ぶ国際列車。夕方南寧を発車して早朝ハノイのザーラムに到着するダイヤを採用しており、運行は毎日だから日付を選ぶ心配がない。
この列車、同年の2月に料金が一時的に大幅値上げされ、軟臥は500元台まで上昇したが、結局利用客激減を招くことになり、5月と9月の2度にわたり大幅値下げをせざるを得なくなっている。というのも、昼間走る競合の国際バスに比べ移動が不便な深夜のため、ただでさえ夜中の国境越えは大変なのに料金も上乗せされればそりゃあ乗客だって見限る。
t8701_2

せっかく誕生したのにこれでは意味ないと管理をする南寧鉄路局は苦渋の決断で値下げを断行したのだろう。現在の価格はハノイまで軟臥228元、硬臥147元。それでもお世辞にも乗車率が回復したとは言えず、8日の時点で国境越えは10名に満たない。毎日運行とはいえ悲惨な数字だ。
それで、何とか乗客が埋まるように、試しに憑祥まで行く緑皮硬座車を連結し始めたところ、6両ある硬座車は満員御礼。夕方発車するのに憑祥までの需要はかなりのものと考えた方がいいだろう。
t8701_1 sabo_1 sabo_2

編成スペックは
YZ22B×6+CA25B(憑祥)+(ザーラム)YW22B+RW25B×4。憑祥止まりの緑皮車は通常2両だが、国慶節ということでこの日は4両の増結だった。YW22Bからベトナム行き車両となっており、その後硬臥、軟臥と続く。軟臥は全部で6両あるのだが、2両は間引きしており、5号車と6号車が欠番となっている。硬臥車は乗務員の宿営車を兼ねている。

国際列車は南寧駅の軟席候車室で改札する。
nanning nannng_2

列車は18:45に薄暗い南寧駅を出発。冊子状の切符は乗車と同時に行なわれた登記で、中身をもぎ取られ てそのままかえってこなかった。食堂車より食事の注文が来た。食堂車で摂るのも軟臥で摂るのも自由だ。ただし、メニューは少なく、全体的に塩っ気が全然ないヘルシー?な味付けだった。
ruanwo meshi

20:24、途中祟左駅に停車したあと、22:11に憑祥駅に到着。ここでは国境警備員に出国カードとパスポートを渡した後、乗客と乗務員は全員荷物を持って下車。新型インフルエンザ対策として、熱チェックと荷物チェックを受けてから再び列車に戻る。緑皮車はここで切り離されて、硬臥より先は機関車が連結される。23:41、暗闇に向かって何度もホーンを鳴らしながら列車は国境の友誼関を目指して進んでいく。

憑祥を発車した列車は、途中いくつものクネクネしたカーブを曲がり、友誼関へ。まだ携帯から地図が見られるので確認したら、線路の上を跨ぐ形で憑友高速道路が走っている。
中国側の緩衝地帯でいったん停車、ベトナム側の緩衝地帯でいったん停車。いよいよだ。

そして中国時間の0:22にベトナムのドンダンに到着。ベトナム時間はまだ23時だった。また、乗客と乗務員は荷物を持って列車を降りる。そして、ベトナム入国の手続きを行なう。
ドンダン停車時間は1時間。再び列車に乗ったら、乗務員の馬鹿はさっさとドアを閉めやがった。トイレに行くから下ろせ!とドアを開けさせトイレに行くついでに先頭車両を見たらDF4機関車はすでに外されていた。
ものすごく暗いので、カメラの反応がイマイチ。しかも乗客が全員乗ってしまうと、ドンダン駅もすぐに消灯に。幸い部屋の窓が開いたため、せいぜい駅舎だけ隠し撮りを行ない現場の証拠を残した。
tongdeng

列車は中国時間の10月9日1:22にドンダン駅を発車。山のなかの小さな国境だから明かりひとつ無い真っ暗闇。何回もホーンを鳴らすからうるさくて寝れやしない。また、木の枝が車両をこする音も聞こえてきた。
さすがに軌道幅が違うのか全開乗車したベトナム車両と比べてタテ揺れが圧倒的に少ない。これはこれで良いが、何せ今は山の中。相変わらずカーブが続き、車両下からはかすかにレールと車輪のきしむ音がしょっちゅう続く。速度は多分30キロ前後だったはず。

なかなか寝付けなかったため、最後は睡眠薬を使っての就寝。それで3時間半は眠れた。ブレーキの鈍い音とともに突如列車は急停車。この勢いで目が覚めた。時計は中国時間の6時。ベトナム時間だと朝5時だ。ドアを叩く音がして、乗務員がザーラムに到着と告げにきた。

うわー早いよ…と目をこすりながら荷物をまとめてさっさと下車。確かに北京時間で6時なら1時間遅いベトナムならまだ5時。この列車、(09年の)9月より乗車時間が短くなったらしいが、もう少し遅い発車、遅い到着という考えは無いのか? 正直昼間運行の方が効率がいいように思える。

ザーラムはハノイ市内とはいえ、本当に弩田舎の駅。先頭車の方に出口があるので行ってみた。機関車は中国製でデザインはDF8辺りだが、それ以外のボディーはDF5というスタイルだ。この機関車は標準ゲージだった。そういや、中国からの貨物は台車換えすると聞いていないので、中国貨物を運ぶ機関車がベトナム内にあってもおかしくないはずだ。
先頭車で暗いなか撮り鉄をしていたら、その横をラオカイ方面からの豪華ビクドリア号が勢い良く通過していった。あっちの方が車両は小さいが凝った造りになっており、興味が引かれた。中国車両はただただ味気が無いものだ。
ga lam gialam_2

たった一瞬だけ見ただけなのに、列車の魅力の差は歴然。ホテル側が運営しているのだから、乗客の嗜好にあわせた造りになっているのは当然と言えば当然。乗客を始発から終点まで監視をしながら運ぶことしか知らないこの国際列車にもあとひとつ「華」とはいわず何かが欲しい。列車料金値下げだけじゃ魅力にすらならん。今のままだと食堂車の飯のように味気ないメニューの状態が続き、利用率だって落ち込む一方だろう。中国鉄道の魅力の改善点は、今まさにあとひとつ足りないものを見つけることが先決だ。

「衣食足りて礼節を知る」。高速化と切符の確保にある程度成果を見出せるなら、今こそ春秋の古典に見習ってこれらの列車にも付加価値が必要だということを知っていただきたい。

駅前にはタクシーがボリタク(市内まで20米ドルだって!市ねプチ畜!)しかおらず、幸いザーラム駅舎がすでに開いていたので、6時過ぎまで駅舎にいて明るくなるのを待ってからバス(3000ドン)で市内に移動しようと決めた。
駅そばに踏切があるのを発見。三線区間はどこまで続いているのだろうと確認したら、百数メートル先で切れていた。ここが国境からの三線区間の終焉だろう。
galam_3
明るくなったので、国道まで頑張って歩いている途中、駅から西南500メートル歩いた先にバスターミナルを発見。ここで市バスに乗り、ハノイ市内へと向かった。

ちなみに、この日の午後ザーラム駅へ行き、ホームに放置されているT8701次を撮影できた。
t8701_3

今回の乗車距離は396キロ。私の乗車距離は23万7750キロです。

ベトナム鉄道 ハノイ到着時刻表

Saturday, March 29th, 2008

ハノイ発各方面列車
ハノイ→サイゴン(ホーチミン)
TN1 10:05→02:55
SE5 13:05→20:45
TN3 15:45→07:47
SE1 19:00→05:20
SE3 23:00→04:30

ハノイ→Vinh
NA1 20:40→05:10

ハノイ→ドンダン
DD3 05:40→11:30
M3 13:55(ロンビエン)→22:40
M1 18:30→22:40

ハノイ→ハイフォン
HP1 06:00→8:15
LP3 09:20(ロンビエン)→11:45
LP5 15:20(ロンビエン)→17:45
LP7 17:55(ロンビエン)→20:20

ハノイ→ラオカイ
LC3 06:10→05:30
SP7 20:40→04:55
SP1 21:15→05:30
SP3 21:55→06:15
LC1 22:05→07:25

ハノイ(ロンビエン)→Y.Bai
YB1 13:11→18:00

ハノイ(ロンビエン)→Q.Trieu
91 14:35→17:30

ハノイ発ダイヤ ベトナム 08年3月

Saturday, March 29th, 2008

ハノイ発各方面列車
ハノイ→サイゴン(ホーチミン)
TN1 10:05→02:55
SE5 13:05→20:45
TN3 15:45→07:47
SE1 19:00→05:20
SE3 23:00→04:30

ハノイ→Vinh
NA1 20:40→05:10

ハノイ→ドンダン
DD3 05:40→11:30
M3 13:55(ロンビエン)→22:40
M1 18:30→22:40

ハノイ→ハイフォン
HP1 06:00→8:15
LP3 09:20(ロンビエン)→11:45
LP5 15:20(ロンビエン)→17:45
LP7 17:55(ロンビエン)→20:20

ハノイ→ラオカイ
LC3 06:10→05:30
SP7 20:40→04:55
SP1 21:15→05:30
SP3 21:55→06:15
LC1 22:05→07:25

ハノイ(ロンビエン)→Y.Bai
YB1 13:11→18:00

ハノイ(ロンビエン)→Q.Trieu
91 14:35→17:30

ベトナム鉄道ハノイ駅 08年3月

Saturday, March 29th, 2008

ベトナム鉄道の本数は充実しておらず、メインは統一鉄道であるハノイ→サイゴンの運転と中国雲南国境を結ぶハノイ→ラオカイである。座席の種類はハードシート、ソフトシート、3段ベッド、2段ベッドと4種類ある。料金は平日と週末とでは若干違い、週末のほうが高くなる。
ハノイにはハノイ駅とロンビェン駅、ザーラム駅の3つの駅があり、ザーラム駅だけ、ホン河の近くにあり離れている。ハイフォン行きはロンビェン駅に変更されているので、切符を買う時は確認が必要(ハノイ駅にはハイフォン行きの時刻表はなかった)。
切符を買う時は、銀行の整理券のような箱があり、目的に合った番号を押すと、指定された窓口へと行き、切符を買う。キャンセル料は10%。今日早速やらかしてしまいました(泣)。
hanoi madoguti

T5次国際列車(4) M2ドンダンハノイ

Saturday, March 29th, 2008
M2次乗車 同登→ハノイ ※ベトナムの時刻表の列車番号は、ハノイ発は奇数、ハノイ行きは偶数となる。

ドンダンには現地時間の2時20分頃到着。中国との時差は1時間。時計の針を1時間戻す。ドンダンに到着後、荷物を持って全員降りる。駅舎でベトナムの入国カードをもらい、記入し、「護照征件検査」の窓口でパスポートにベトナム入国スタンプを押してもらう。その時、戻りの航空券を提示しなかったが、問題なくもらえた。
ドンダンの駅舎とホームは撮影しても問題なかった。駅舎は古きよき社会主義体制のベトナムを象徴とした造りだった。ドンダンからハノイ手前(ホン河に架かるロンビエン橋)まで三線区間になっていた。

dongdeng_1 dongdeng_2 m2_1 m2_2

列車に乗車する時、売店の連中=駅職員から「チケット買え」「体温チェックをしろ」としつこく付きまとわれるが、すべて無視するべき。売店はベトナムドンの両替を行っている。
また、ドンダンから乗車してくる客もおり、オーバーブッキングになってしまっても、駅職員に文句を言えば、席を交換してもらえる。

ドンダン→ハノイの列車は軟臥タイプ2両編成のみで、1車両定員28名。車両は青、白、赤のトリコロールカラーを纏っており、シベリア鉄道みたいだ。乗車したあと、冊子状の国際列車切符は表紙を除いてすべて回収される(泣)。アメロコタイプのディーゼル機関車が牽引する。
ドンダンを3時50分に発車。日本人間は5時50分。中国時間は4時50分。朝8:10にハノイに到着する。早朝、窓を開けて民家を眺めていたが、バルコニー式の家が多かった。ハノイ駅の近くになると、線路は沿線住民の生活路となっており、目と鼻の先に干した洗濯物はおろか、商店までもが並んでいるのには驚いた。フィリピンの鉄道かと思った。
ハノイ到着後、撮り鉄しても文句は言われないが、一旦外にでてしまうと、列車に乗車する用事がない限りホームには入れない。踏み切りから進入しようとしても、列車が来ない間は扉が閉められてしまう。

というわけで今回の簡単なレポートは終わり。旅行記は後で書きますのでお楽しみに~。

T5次国際列車(3) 南寧憑祥同登、深夜の国境越え

Saturday, March 29th, 2008

T875次乗車:南寧から同登まで
南寧に到着後、乗客は荷物を残して全員降ろされ、軟席候車室に1時間ほど軟禁される。発車10分前に駅員に案内されて、T875次のホームへと案内される。
t785_1

南寧から先はDF4B+L1+L2+XLの3両編成となる。南寧から憑祥までは深夜の出入国手続きを考えれば、しっかり寝ておいた方がいい。
12:40憑祥に到着。12:55パスポートを預ける。
憑祥では出国手続きを行うため、パスポートを係官に一括して預ける。出国カード以外記入する書類はなかった。ホームには降りられないが、車内のトイレは使える。
pingxiang.thumbnail

1:55パスポートを返還される。
2:40憑祥発車。回りは暗闇で分からなかったが、90度カーブが結構続いたことは覚えている。

T5次国際列車(2)

Saturday, March 29th, 2008

T5/6次編成
ベトナム同登へ行くRW25Kの床下には、発電機と燃料タンクが備わっており、南寧~同登間は自家発電で空調を賄う。

北京西→永州 ※永州で列車が逆向き運転になる。
1(0)UZ
2(加2)YZ
3(4)YZ
4(5)YZ
5(6)YZ
6(7)CA
7(8)RW
8(L2)RW同登(ドンダン)
9(L1)RW同登(ドンダン)
10(9)YW
11(10)YW
12(11)YW
13(12)YW
14(13)YW
15(加2)YW
16(17)YW宿営車
17(0)KD
18(0)XL

補足
牽引機関車
北京西から衡陽までSS8。衡陽から南寧までDF4D。南寧から同登までDF4B(緑)。
南寧→憑祥→同登間はT875次として運転。

t5_2 t5_3 t5_1

T5次 北京西からハノイへ国際列車完乗(1) 08年3月

Saturday, March 29th, 2008

ご報告

たった今、列車でベトナムのハノイに入りました。
列車は
T5次 北京西~南寧
T875次 南寧~同登(ドンダン)
M2次 ドンダン~ハノイ

で遅れのロスタイムはなし、深夜のドンダン入国も問題ありませんでした。

乗車距離は2967キロです。