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管理人が手がけた中国鉄道本

Z86次 杭州〜西安 乗車

10月2日は午前中広州から杭州に飛び、夕方からZ列車こと直達特快・Z86次で西安に向かった。
なぜこの列車をチョイスしたのかというと、「まだ乗ったことがなかったから」という単純な理由。

車両は西安局持ちで、本来ならZ53/54次・北京西〜西安仕様だったが、12年11月の北京〜西安高鉄の開通によりお役目御免、西安〜杭州の直達特快となったわけだ。

本来は春節期間に乗るつもりだったが、西安到着後次に乗る予定の西安北〜北京西までのG高鉄の乗り換えの時間が短くまた西安北駅が西安駅から30分以上も離れており、なおかつ当時から30分以上の遅延を出していたため、間に合わないリスクを考え、そのときは上海〜西安北の寝台動車組に乗った。

さて、今回の乗り鉄は広州に住んでいる日本人鉄が奇特なことに同行志願をしてきたので、一緒に行くことになった。寝台は軟臥。高級軟臥も考えたけど、お金の問題で断念した。

杭州は広州より涼しいけど、天気はスモッグで曇っていた、お昼から夕方まで杭州の地下鉄(杭州駅の城站〜龍翔橋間)に乗り、杭州の西湖をちょびっと観光し、地下鉄工事のせいで駅前が不便な杭州駅に着いたのは16時前。
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軟臥専用候車室が1階にあるため、そこで切符を見せて荷物検査を終えて奥にある候車室へ進むと、なんと乗車する列車の1番ホームへ行くドアが開いており、ホームに自由に出入りできるのではないか。
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16時ごろZ86次がホームに入線。ドアは14号車前にあり、先頭が17号車だったので、すぐさま先頭の機関車までダッシュ。みてビックリ。てっきり西安局の韶山7Eだと思ったら、ハルピン局から上海局にドナドナされた韶山9型前期型でびくりし。スラリとした赤い韶山9Gではなく、のっぺりした水色とシルバーの韶山9。このギャップに唖然とさせられたものの、よく考えたら韶山9型がZ列車を牽引する光景は初めてみた。もしかすると鉄引力?
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乗車した車両は16号車で高級軟臥が9号車、食堂車が8号車、7〜1号車が硬臥である。乗務員はひとりで2車両担当していたが翌日はひとり1両担当していた。懸念していた個室内の電源は使用できるものの、電流が不安定なためか、充電したままのスマホ操作は言うことを聞いてくれず厳しいものであった。

18時過ぎに食堂車へ行き、たらふく食べて飲んで、また部屋で缶ビールを空けるなど食欲旺盛だったせいか夜中はトイレに頻繁に起きる羽目になった。同行してくれた日本人はきれいで使い勝手のいいな個室と、Z列車という花形寝台列車を日本の夜行列車大全盛の時代に重ね、「ほんまにええわ」とひらすら感動、買っていただいた『中国鉄道大全』を読み、次にどこへ行ってみようか思索していた。
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17時11分に杭州を発車したZ86次は途中、海寧、蘇州、無錫、南京に停車。この時点でほぼ満席となった。夜中徐州で機関車を韶山7Eに交換、鄭州で運転停車をしたあとは夜明けまで西安に向けて隴海線をひた走った。
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翌朝は10分ほど後れて渭南に到着。停車時間は2分しかなかったが、実質は4分あったので先頭車両まで走り、機関車を撮影。この限られた時間のなかで撮りたい写真が撮れたときの感動はたまらない。その後食堂車へ行き朝食を食べようとしたら、なんと売り切れ。前日買ったバナナで過ごした。
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そうして9時20分に西安に到着。私は4時間80元のホテルに引きこもり、同行者は西安観光をしに市内へ向かった。
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今回の寝台列車は春節以降半年ぶりに乗車ということもあり、サービスはZ列車らしく素晴らしさを感じた。また日本人同行者がいてくれたおかげで退屈もせず、久々に楽しめた乗り鉄だった。

今回の乗車距離は1679キロ。
私の乗車距離は41万170キロです。